top of page

”言葉を超えて心をつなぐ: カウンセリングと異文化コミュニケーションで信頼関係を築く”

Updated: Sep 7


言葉が持つ力と母国語の重要性

私は日本語を母国語とし、日本人のクライアントとは日本語でカウンセリングを行い、それ以外の方々とは英語でお話をしています。この二つの言語を使い分ける中で、カウンセリングにおけるコミュニケーションの本質や傾聴の力について深く考える機会を得てきました。


母国語で話すことには特別な力があります。母国語を使うとき、感情が流れるように言葉に乗り、心の奥底にあるものが言葉として形になりやすいと感じます。日本人のクライアントが日本語で自分の思いを話すとき、そこに込められた微細なニュアンスや感情をより深く理解できるのは、私自身が同じ言葉を共有しているからです。母国語を使ったカウンセリングでは、クライアントが安心感を持ち、自分自身をより深く掘り下げるための空間が生まれます。この自然な自己表現を支えることは、カウンセリングにおいて非常に重要です。



第二外国語でのカウンセリングと傾聴の力

一方、英語でカウンセリングを行う際には、異なる挑戦があります。英語は私にとって第二外国語であり、日本語と同じレベルで話せるわけではありません。しかし、日々の英語でのカウンセリングを通して、コミュニケーションにおいて “完璧な言語スキル” は必ずしも必要ではないということを学びました。たとえ文法的に完璧でなくても、相手の話に真摯に耳を傾け、理解しようとする姿勢が信頼関係を築く鍵になります。特に第二言語でのコミュニケーションでは、言葉そのものよりも、その言葉に込められた思いに焦点を当てることが重要です。この姿勢が信頼関係を築き、クライアントに安心感を与えるのです。


カウンセリングの場で最も大切なのは、傾聴することです。傾聴とは、ただ話を「聞く」だけではなく、相手の言葉に込められた感情や背景、そしてその背後にある想いを丁寧に受け取り、共感する姿勢です。言葉の内容だけでなく、声のトーン、話の間(ま)、そして表情や仕草などの非言語的な要素を通して、相手の内面を感じ取ることができるのも傾聴の大きな力です。クライアントが「自分は理解されている」と感じられる瞬間が訪れるのは、傾聴が真に行われているときではないかと考えます。



自己受容と異文化コミュニケーション

また、カウンセリングを通じて私自身が学んだのは、言葉を超えたコミュニケーションの力です。表情や仕草、間の取り方などは、相手とのつながりを深める重要な手段です。たとえ言葉に少しのミスがあっても、心を込めた真剣な姿勢が伝われば、言語の壁を超えた深いつながりを生むことができます。クライアントと信頼関係を築くには、言葉の正確さ以上に、相手を尊重し、理解しようとする気持ちが重要だと感じます。言語や文化の壁を越え、心と心がつながる瞬間が訪れるとき、そこにカウンセリングの真髄があるのだと思います。


こうした経験を通して、私は自分の不完全さを受け入れることの大切さも学びました。母国語では自然に言えることが、第二外国語ではスムーズにいかないこともあります。しかし、それは決して自分を否定する理由にはなりません。「完璧でなくてもいい」と自分に優しくなることが、他者への共感やサポートにもつながるのです。この自己受容の姿勢は、クライアントを支えるうえでも欠かせない要素だと感じています。



Locus of Lifeでのサポート

これらはカウンセリングの場だけに限らず、海外で暮らし、第二外国語でコミュニケーションを取るすべての人に共通する要素だと感じます。完璧さを求めるのではなく、伝えようとする努力や相手を尊重する姿勢こそが、言語の違いを超えた深いつながりを生む鍵です。


Locus of Lifeでは、言語や文化を超えたコミュニケーションの習慣化や、自己理解・自己受容を深めるサポートを行っています。クライアント一人ひとりに寄り添い、その人がより自分らしく生きるためのサポートを提供しています。一緒に、自分の感情を整理し、心地よい関係性と豊かな人生を育む旅を始めてみませんか?

 
 
 

Comments

Rated 0 out of 5 stars.
No ratings yet

Add a rating
bottom of page