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"本当の自分に出会う旅:生き辛さから自由になるために"

May 31

5 min read

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あなたは、自分自身を愛していますか?


「はい、私は私のことを愛しています。なぜなら、これまで頑張ってきたから」「人に優しくしている自分が好きです」

そんなふうに答える方も多いかもしれません。でも、それは“条件付き”の愛ではないでしょうか?


「○○だから愛せる」「○○ができているから価値がある」——。いつの間にか、私たちは「評価」や「成果」を通してでないと、自分を肯定できなくなってしまうことがあります。

けれど、本来私たちは、ただそこに存在するだけで、愛されていい存在です。もっと言えば、自分で自分を、何の条件もなく、まるごと受け入れていいのです。



生まれたばかりの私たちは、無条件の存在だった


生まれたばかりの赤ちゃんを思い浮かべてみてください。泣きたいときに泣き、眠たくなったら眠る。「泣いたら迷惑かな」「お母さんに負担をかけたくない」なんて、考えもしません。ただありのままの姿で、自分の命のままに、生きています。


私たちはみんな、そんなふうに“無条件の存在”として、この世に生まれてきました。「何かをしなければ存在してはいけない」なんて、本来は思っていなかったはずです。



私たちが身につけてきた“生きるための知恵”


けれど、成長の過程で、少しずつ世界と関わりながら、私たちは気づいていきます。

「こうすれば褒められる」「こうしないと嫌われるかもしれない」「泣いたら、誰も来てくれなかった」「ありのままでは受け入れてもらえないんだ」


そんな経験の積み重ねが、 “防衛機能”という名の知恵を私たちに授けてくれます。それは、生きていくために必要な、大切な適応の力でもあります。


でもその一方で、私たちは次第に、自分の本音や本当の感情を心の奥へ押し込めてしまうようになります。



気づかぬうちに重くなった「鎧」


「こう振る舞えば大丈夫」「このキャラを演じていれば嫌われない」「これが“正しい自分”なんだ」

そんなふうにして、私たちは少しずつ、自分を守るための “鎧”を身につけていきます。そして、気がつけばその鎧が重たくなり、本当の気持ちがどこにあるのか分からなくなってしまうことがあります。


「本当は、こうしたかったのに」「でも、そんなこと言えるわけがない」

そんなふうに、心の奥底で本音を抑え込んでしまうと、自分自身とのつながりが少しずつ薄れていきます。やがて、「自分が何を感じているのか分からない」「何をしたいのかも分からない」——そんな状態になることもあるのです。



だからこそ、大人になった私たちができることは、鎧を一気に脱ぎ捨てることではありません。それはあまりにも怖くて、無防備すぎるように感じるから。


大切なのは、少しずつ自分の内側に問いかけていくこと。「私は本当はどうしたいの?」「この気持ちは、何を伝えようとしているんだろう?」

そんな問いを丁寧に重ねながら、自分の内側にある「本当の自分」と再びつながっていくのです。まるで、玉ねぎの皮を一枚ずつ、そっと剥がしていくように。



無防備にならなくても、自分らしく生きられる


もちろん、赤ちゃんのように無防備になる必要はありません。私たちはもう、大人です。過去に身につけた防衛の知恵を捨てるのではなく、今の自分に合った形で活かし直すことができます。


自分を守る術を持ちながらも、やりたいことを選び、言いたいことを伝える。誰かに合わせすぎず、自分の気持ちにもちゃんと耳を傾ける。

そんなふうに、“自分のために生きる”選択を少しずつ増やしていくことが、自分を受け入れ、愛することにつながっていくのです。



自分を愛せると、他人にもやさしくなれる


不思議なことに、自分のことを大切にできるようになると、自然と他人にもやさしくなれます。なぜなら、自分に厳しすぎると、無意識のうちに他人にも同じ厳しさを向けてしまうから。


「こんな自分じゃダメだ」と思っていると、「あの人もちゃんとしてない」と責めたくなってしまうのです。


私自身も、「完全に自分を愛している」と言い切れるわけではありません。でも、昔のように自分を責め続けることは、もうほとんどなくなりました。

「今日はちょっと頑張ったな」「このくらいで十分」「こんな私も、まぁ悪くないか」

そんなふうに思える時間が少しずつ増えてきた。それだけでも、人生はずいぶんと優しくなりました。



違和感や苦しみは、変化の入り口


「自分なんて価値がない」「現実と理想のギャップが苦しい」

そんなふうに感じてしまうときも、あるかもしれません。でもそれは、あなたが「今のままでは苦しい」「もっと自分らしく生きたい」と願っている証です。


迷いも、不安も、違和感も——。それは変化の兆しであり、あなたの中で何かが動き始めているサインなのです。



一人で頑張らなくてもいい


この旅路は、ときに心細く、ときに怖く感じることもあります。だからこそ、カウンセラーという存在がいます。あなたの歩みを急かさず、否定せず、ただそっと隣にいること。それが、私の役割です。


あなたがあなた自身と、少しずつ仲直りしていけるように。あなたが「私でよかった」と思える瞬間に、出会えるように。Locus of Lifeでは、あなたのペースで、共に歩んでいきます。



あなたがあなたを愛せる日が、きっとやってきます


それはある日突然ではなく、静かにじんわりと、心の奥に灯るようにやってきます。

「あれ? 前よりちょっと、自分のことが嫌いじゃないかも」そんな小さな変化が、やがてあなたの生き方を大きく変えていくのです。


さあ、その第一歩を、一緒に踏み出してみませんか?あなたのままで、生きていい。それを、あなた自身が信じられるようになる日まで——。

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