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変われない自分を責めないで : カウンセリングで見えてくる“心の防衛”

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「カウンセリングに通っているのに変われない」「心のブレーキが外れない」。そんなお悩みを多くの方が抱えています。


カウンセリングを受けているのに、なかなか変われない──そう感じるあなたは、自分を責めているのではないでしょうか。でも、それは努力不足や意思の弱さのせいではなく、心の防衛が働いているだけかもしれません


通い続けているのに同じ悩みを繰り返してしまうこと、セラピストに話をしてもどこか他人事のように感じてしまうこと、「どうして私は変われないのだろう」と悩むこと。


それらすべては、あなたの心が「もう傷つきたくない」「これ以上自分を失いたくない」と守ろうとしているサインです。変われない自分に焦る必要はありません。そのブレーキこそ、実は生きる知恵であり、癒しの第一歩につながるのです。



心が変化を拒む本当の理由


私たちの心は、とても賢く、そして慎重です。これまでの人生の中で、さまざまな痛みや不安、孤独に耐えながら、どうにか生き抜いてきました。その中で、「どうすれば傷つかずに済むか」「どうすれば見捨てられないか」を無意識に学び、自分を守るための“心のルール”を作り上げてきたのです。


たとえ今のそのルールが生きづらさの原因になっていたとしても、心にとっては「それがあるから今までやってこれた」大切な仕組み。だから、いざ変化しようとすると、心は「本当にそれを手放して大丈夫?」とブレーキをかけます。


このブレーキは怠けや抵抗ではなく、「再び同じ痛みを味わいたくない」という自己保護のサインなのです。


たとえば、


  • 子どもの頃に「泣いたら迷惑」と言われてきた人は、大人になっても涙を我慢してしまう。


  • 「いい子でいなければ愛されない」と感じてきた人は、怒りや不満を出せずに心が疲れてしまう。


  • 「弱さを見せたら終わり」と信じてきた人は、誰にも頼れず孤立してしまう。


これらはすべて、生き延びるための知恵であり、あなたなりの「生き方の工夫」なのです。


けれど、その工夫が今のあなたを縛りつけているとしたら──それは、「変わる時期が来ている」というサインでもあります。


心が変化を拒むように見えるとき、実はその奥で、「もう一度、安全に生きたい」という願いが芽吹いています。その声を無理に急がせず、静かに聴いてあげること。それが、変化の第一歩です。



心の防衛を敵にしない


カウンセリングで大切なのは、この「心の防衛」を悪者にしないことです。防衛とは、あなたが生きるために編み出した知恵だからです。


防衛という言葉には、「壁」「抑圧」「回避」といった少しネガティブな印象があるかもしれません。でも、その根っこにあるのは、いつも「自分を守りたい」という健気な意図です。それはまるで、寒い冬の中で自分を包み込んでくれたコートのようなもの。確かに今は少し重く感じるかもしれませんが、あの時は、それがなければ凍えてしまっていたのです。


だから、防衛は「壊す」ものではありません。それを丁寧に見つめ、「もう守らなくても大丈夫」と心が感じられる瞬間を待つもの。


カウンセリングは、そのための安全な場所です。防衛を責めることなく、「なぜそうせざるを得なかったのか」を一緒に理解していく。そうすると少しずつ、防衛の奥にある悲しみ、恐れ、そして本当の願いが顔を出してきます。


そのとき初めて、人は“変わる”というよりも、“戻っていく”のです。本来の、ありのままの自分に。



「過去を思い出せない」のも、心の防衛


私のクライアントの中にも、過去の出来事を聞くと「覚えていません」と言う方がいます。過去の話になると、話題を変えたり、沈黙されたりする方も少なくありません。


それは「覚えていないふり」ではなく、心がまだ過去を振り返る準備ができていないのだと思います。


無理もありません。辛い過去をようやく乗り越えて、ここまで生きてこられたのです。その痛みをもう一度思い出すのは、心にとってあまりにも大きな負担です。


カウンセリングの中でその痛みを感じ取るたび、私はいつも思います。「もう頑張らなくていいですよ」と。


だから私は、こうお伝えします。


「無理に話さなくても大丈夫です。あなたが話したくなったときに、話してみましょう。」

過去の苦しみの乗り越え方は、人それぞれです。時間をかけて少しずつ整理していく人もいれば、誰かに話を聞いてもらうことで、少しずつ心を開ける人もいます。


本当に、十人十色です。だから焦らなくていいのです。


「苦しい」と感じたその瞬間に、もうすでに一歩、前に進んでいます。



変わるとは“本来の自分に戻ること”


多くの人は、「変わる=頑張って別の自分になること」と思いがちです。でも本当は、変化とは“これまで必死に守ってきた自分を、そっと抱きしめ直すこと”です。


たとえば、過去の自分に「よく頑張ったね」と声をかけてあげること。抑えてきた怒りや悲しみに「そんなに我慢していたんだね」と気づいてあげること。


心の奥に閉じ込めてきた自分の一部に光を当て、優しく抱きしめていく——その小さな行為こそが、本当の意味での“変化”です。


「変わりたい」と願うことは、簡単そうに見えて、実はとても勇気のいることです。それは、自分の中にある痛みや恐れ、ずっと見ないようにしてきた気持ちと向き合うことだからです。


カウンセリングの中で涙を流す瞬間や、「もう無理です」と素直に言える瞬間。それらは弱さではなく、心が安全を感じた証です。


だから、変わることは、自分に優しくなる勇気。静かで、けれど確かに、人生を動かす力です。その小さな勇気が、あなた自身だけでなく、誰かをも癒す力になります。


心の防衛は、あなたの敵ではなく、あなたを守ってきた味方。それに気づいた瞬間から、癒しはもう始まっています。



もっと内なる世界を探求したいと感じたら


この記事を読んで「もっと自分の心と向き合いたい」「自分を大切にするサポートがほしい」と感じた方は、ぜひLocus of Lifeにご相談ください。


Locus of Lifeでは、あなたが安心して自分の心を整理できるよう、丁寧にサポートしています。無理に話す必要はありません。あなたのペースで、少しずつ心を開いていけるようお手伝いします。


「変われない自分を責めないで」「心が苦しいと感じたその瞬間、あなたは既に一歩前進しています。」

そんなメッセージを大切に、あなたの心に寄り添うカウンセリングを提供しています。まずはお気軽にご連絡ください。


 
 
 

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